大神 絶景版【レビュー】
今回は、大神 絶景版をプレイした感想を書いていきたいと思います!
このゲームは2006年にPS2で発売されたのを皮切りに、Wii、PS3、PS4、XBOX、Switchと様々な機種で発売されてきました。
私は、名作と名高いこのゲームがずっと気になっていたのですが、中々プレイするタイミングを掴めずにいました。
しかし、Switch版が発売されたのをきっかけに、携帯モードでお手軽に本作をプレイできると知り、積むのを覚悟で購入。
実際に買うまでは、10年以上も前に発売されたゲームを今さらやっても楽しめるのか?操作やシステムが古くさかったりはしないのだろうか?など少々不安がありました。
ところが、結果的には、私にしては珍しく他のゲームに浮気せずにクリアまで一気に進めてしまうくらい面白かったです!
私と同じように、この作品が気になっているけど、昔に発売されたゲームを今やって楽しめるかどうか心配している方はぜひ参考にしてみてください!
~基本情報~
機種 : Switch / PS4 / XBOX ONE / Steam
価格 : Switch / PS4 【パッケージ版】2,990円+税
【ダウンロード版】2,769円+税
XBOX ONE 【ダウンロード版】2,780円+税
Steam 【ダウンロード版】2,769円+税
ジャンル : ネイチャーアドベンチャー
メーカー : CAPCOM
プレイヤー数 : 1人
CERO : A
公式サイト : http://www.capcom.co.jp/o-kami/zekkei/sp/
~良かったところ~
・筆で描いたような味のあるグラフィック
・ストーリーが良い
・挿入されるムービーがとても綺麗
・筆しらべが面白い
~気になるところ~
・人によっては謎解きで詰まる可能性がある
・雑魚敵との戦闘がややつまらない
この作品は、日本神話や昔ばなしをモチーフに作られています。
プレイヤーは白い狼のアマテラスを操作し、ヤマタノオロチの復活により闇に染まってしまった世界を浄化するために相棒のイッスンとともに旅立つことになります。
《魅力的なキャラクターが織り成す大ボリュームのストーリー》
近年の高グラフィック・フルプライスなゲームと比べ、本作は、どちらかといえばあっさりとしたグラフィックかつ3,000円程というお手頃な価格です。そのため、私は最初、ストーリーは長くても15時間程度でクリアできるものだと思っていました。
難易度も、アクションが苦手な私でもスムーズに進められるくらい易しめだったので、思っていた通り、目標だったヤマタノオロチ討伐まで大した時間もかからずに進めることができました。
「これでこのゲームも終わりか。評判通り面白かったけど、やっぱり値段相応のボリュームだったな。」なんて思いながら、次は何のゲームをやろうか考えていたところ、どうやらこれで終わりではなくまだ物語が続く様子。この時は知る由もなかったのですが、実はこの作品、ヤマタノオロチ討伐までで全シナリオの3分の1というくらい大ボリュームだったのです!
しかも、登場人物は皆とても魅力的なキャラクターばかりで、主要人物以外のちょっとしたキャラクターも個性が強くとても印象に残りました。そのためか、写真や動画を撮影したくなる場面が多く、プレイ中だけでなく、プレイ後に撮った写真や動画を見返すのもまた楽しいです!
この他にもサブクエストや収集要素、図鑑埋めなど、定価以上に楽しめる要素が満載で、お手頃な価格で長く遊べるゲームをお探しの方にはとてもオススメです!
《まるで魔法使いになった気分を味わえる筆しらべ》
本作の最大の特徴といえば、なんといっても「筆しらべ」です!
その名の通り、コントローラーのスティックを使って、空間に筆で線を描くことにより、様々な効果を得ることができます。例えば、序盤から終盤まで出番の多い「一閃」という技は、真横に一本の線を引くことにより、敵を切り裂いて攻撃したり、岩などのオブジェクトを切ることができます。
筆しらべは全部で13種類あり、十二支と猫をモチーフにした筆神を復活させることで習得することができます。それぞれの筆神の復活シーンのムービーは、可愛くも迫力があるので、次はどんな筆神と出会えるのかとてもワクワクしながらプレイできます!
水を操る技や、時間を昼間にしたり夜にしたりする技、爆弾を出現させ壁を壊す技など様々で、それを駆使し、謎解きでダンジョンを攻略するのもまた、とても楽しいです!
《煩わしく単調な戦闘》
敵との戦闘は範囲の決められた円の中で行われます。中には筆しらべを使わないとダメージを与えられない敵もいますが、ほとんどの敵はゴリ押しで倒すことができるので、難易度はとても易しいです。そのため、戦闘自体が単調で達成感がなく煩わしさを感じてしまいます。ひびの入った壁に体当たりをして円の囲いから外に出れば戦闘から逃げることもできるのですが、私はその操作もまた面倒くさかったので、敵とエンカウントすると仕方なくボタン連打で倒していました。
敵を全滅させるまでのタイムや、受けたダメージによってランク付けされ報酬が変わるので、そこにやりがいを見いだせる方は楽しめると思います。
戦闘はシンボルエンカウントなので、プレイヤーがある程度、戦闘の頻度をコントロールできるので、ランダムエンカウントと比べるとストレスが少ないのは良かったと思います。
《まとめ》
純和風なストーリーやグラフィック、筆しらべという特徴的なシステムのおかげで、今やっても新鮮な気持ちでプレイすることができます!
随所でやや古くささを感じることはありますが、それを補うくらい作品の完成度は高いと感じました。このような作品が10年以上も前に発売されていたとは驚きです。
操作感も良好で、古き良き日本の風景が失われていくなか、手軽に日本の綺麗な風景を楽しむことができるのも、この作品の大きな魅力だと思いますので、未プレイの方にはぜひ1度プレイしていただきたい作品です。