ナイト・イン・ザ・ウッズ 【レビュー】
今回は、Night in the Woods（ナイト・イン・ザ・ウッズ）をプレイした感想を書いていきたいと思います！
～基本情報～
機種 : Switch / PS4 / Steam
価格 : 1,980円(税込)
ジャンル : 2Dアドベンチャー
メーカー : PLAYISM
プレイヤー数 : 1人
CERO : C
公式サイト : https://playism.com/ja/product/night-in-the-woods
私がプレイしたのはSwitch版。
本編に加え、同時収録の「Longest Night」「Lost Constellation」という短編2本もクリア済み。
この物語は、主人公の猫のメイが大学を中退し、田舎町のポッサム・スプリングに帰ってくるところから始まります。
基本は友達と遊んだりして日中を過ごし、夜になってやることがなくなったら寝るの繰り返しで物語が進んでいきます。
物語の延長線上にミニゲームが挿入されるのですが、これが単純ながらすごく楽しい！
ついつい本気でプレイしてしまいます！
久しぶりに会う友達と遊んだり（大体が犯罪まがいのことをして遊んでいます。） バンドの練習をしたり楽しい毎日を過ごすメイ。
しかし昔とは違いみんなどこか忙しそうだったり、それぞれに悩みを抱えている様子。
昔と変わってしまったいまに加え、大学を中退したメイに対し気遣いを見せながらも遠回しに理由を探ろうとする両親。そんな状況に嫌気がさし、自分の将来に不安を抱えながらもがくメイと共に物語は進みます。
そんな中、メイ達は町で起こる謎の失踪事件に巻き込まれていきます。
ゲームのキャラクターはみんなかわいい動物達なので子供向けのように見えますが、中身はとても大人向けの内容になっています。
シナリオだけでなく、キャラクター同士の何気ない会話もスラング満載なので人によっては合わない方もいると思います。
私も最初に始めた時は見た目とゲーム内容のギャップに衝撃を受け、そのせいか会話の内容も3割くらいしか頭に入ってきませんでした（笑）
それに加え、失踪事件が起こるまでが長く少し中だるみしてしまったせいもあり、途中で何度もやめようか悩みました。
しかし、いったん物語が動くと先が気になりはじめ、そのころにはこのゲームの世界観にもすっかり慣れていました。
メイやその他のキャラクター達と過ごす妙にリアルな日常にはまり、夢中で夜な夜なゲームをするほど面白かったです！
今となっては、何度もやめようと思っていたのが嘘のように、この作品は私の中でとても特別なものとなりました。
また、音楽も素晴らしいものばかりで、時々手を止めて音楽だけしばらく聴いていることもしばしばありました。
どの音楽も大好きなのですが、特に短編の「Lost Constellation」で使われている音楽は、舞台である雪国のイメージにぴったりの綺麗な曲ばかりでとてもお気に入りになりました。
海外のFangamerというサイトではサントラも販売しているみたいなので、余裕があれば購入したいですね！
しかし気になる点もいくつかあります。
1番気になるのはロード時間です。
まずゲームを起動すると、メイの顔のアップ画像が25秒ほど続きます。初めて起動した時はあまりの長さにバグと勘違いしてしまい、1度ソフトを終了してまた起動し直してしまいました（笑）
また、エリア移動の度にロードが入るので、普段ロード時間をほとんど気にした事のない私でも少し気になりました。
その他にも、失踪事件が起こってから収束するまでのシナリオがやや早足に感じ、内容も複雑な会話が多くいまいち頭に入ってこないままクリアしてしまいました。これについては私の理解力の問題だと思うので、他の方はもっと楽しめるのかもしれません。
個人的には、もう少し事件について調査するシーンがあっても良いかなと思いました。
クリアすると引き継ぎなどはなく、またNew gameになりますが、誰と何をして過ごしたかによってイベントも変わってくるので、クリア後もまだ見ていないイベントを回収するために周回したりとやり込み要素も豊富です。
また、メイの部屋のパソコンを調べるとプレイできる「Demontower」というミニゲームも、単純ながらとても面白いです！
とにかくメイの友達や町の人と交流をするだけでもとても面白いので、気になる方にはぜひプレイしていただきたい作品です！
